今年観た映画ベスト5
最初に断っておきますが今年観た映画であって、今年公開の映画ではないのであしからず。たぶん、5月中旬から年末までで50本近く観たはず。
- アデル、ブルーは熱い色 (2013)
- 別離 (2011)
- ミッドナイト・イン・パリ (2011)
- 6歳のボクが、大人になるまで。 (2014)
- 恋はデジャ・ヴ (1993)
とにかく今年はこれに尽きる、Blue is the warmest colour!好きな場面を挙げだすときりがない。主人公の女の子が学校で同性の子に振られて自分の部屋に帰ってベッドに後ろ向きに倒れこんで泣きながらチョコバーを頬張るシーン、デモに参加して群衆に紛れて街を練り歩く、叫びながら青いスプレーを発射するシーン等々。本編に直接関係がないような場面がやたら説得力がある。
それと同時に好きなのがアデルとその恋人エマとの会話。エマ役のレア・セドゥの演技がとにかく上手い。見た目はボーイッシュだけど紳士的なレズビアンを見事に演じきっている。浮気したアデルにぶち切れて家を追い出すシーンもすごい迫力。
個人的にはアデルの男友達のヴァレンティン役の子がお気に入り。原作とは微妙に異なる人物造形なんだけど、天然っぽいキャラクターがいい。
この映画はどちらかと言うと物語の筋も非常に単純だし、伝えたい主題みたいなものもあまりはっきりとしないんだけど、観終わったあとに何とも言えない切ない余韻が残る。ちょっと暗いけど繊細でキラキラ系の音楽が好きな人には是非ともおススメ(この作品は決して音楽映画ではないけど)。