Buffalo '66
嫌いじゃない。やっぱり自分には90年代テイストが性に合っているんだなあ。寂れて荒涼としたバッファローの風景がいい。同じニューヨーク州でも市内とは大違い。
ぽっちゃりしてて足も太めのクリスティーナ・リッチがだんだんといい女に見えてくるから不思議だ。冷静に考えて都合良すぎやろーこんな女おらへんやろーどういう素性やねんと思うが、それでも何となく許せてしまうのがこの時代なんだろう。
ちょっと無理があるなと思ったのは、バッファロー・ビルズがスーパーボウルで最後のFGをミスってどうのこうのというのをテレビで観ている場面と及びその設定。
この話の後日譚を想像するのも楽しい。一応、ハッピーエンドで終わったとは言え、たぶんレイラとビリーの関係はそんなに長くは続かないと思う。ビリーはやっぱり冴えない男のままだろう。だとしても、人の温もりというものを初めて知ったという事実が重要なんだなあ。