The big sick
パキスタン系アメリカ人と白人アメリカ人の恋愛ドラマという新しいタイプのRom-com
事実を元にしているので仕方ないとはいえ、彼女が昏睡状態になってる間に両親と打ち解けるというストーリーは少し大味だったと思う。細かい小ネタは良かったけど(彼女が彼氏の家で大便したくないのでコーヒーを買いに行くと嘘をつく場面等)、昔のよくできた恋愛ドラマみたいにふたりの会話だけで心の機微を表現するようなところはなかった。
導入部分で主人公が自身のスタンドアップコメディで自分の国について語り始めるところは、Seinfeldっぽくもあり、またTEDトークっぽくもあり、面白かった。BGMがベックのDevil's Haircutというのも世代を感じさせて好感が持てた。
設定は新しくて高評価。現代にもこんな作品が生まれることがあるんだと少しだけエキサイティングな気持ちになった。70点くらいかな。