去年観た映画ベスト6-10
今年はもうあんまり映画観てない。探せば昔の作品でいいのがあるんだろうけど…
6. 籠の中の乙女(2009)
7. マン・オン・ワイヤー(2008)
8. キッズ・オールライト(2010)
9. イグジット・スルー・ザ・ギフト・ショップ(2010)
10. お早よう(1958)
以下、寸評。⑥シュールさが心地よい。某ブログを読んでるとそこの筆者はあまり意味を理解できていないようだったけど、この作品のミソはハリウッド映画へのオマージュが分かる人にだけ分かるようにさりげなく散りばめられているところだと思う。⑦~⑩省略。
昨日の夜、『アデル、ブルーは熱い色』を観直してたんだけど、やっぱり完璧だわ。濃厚な性描写も全然臭くもなければ嫌味もない。実写で『ノルウェーの森』は予想通り失敗したわけだけど、こっちは原作の漫画よりも段違いに優れていると思った。圧巻なのは後半、すれ違いの寂しさからアデルが浮気したのがバレて口喧嘩する場面。嘘をついてそれを見通しているエマがアデルを責める会話の流れが秀逸すぎる。ストーリーが単純で、アデルの日常をゆっくりと執拗に描いているのがいい。
最近よく思うのはハリウッド及びアメリカの映画って21世紀入ってからのは特にジャンルを問わずどれも同じに見えるし、狭い枠の中に縮こまって表現してる気がしてならない。ヨーロッパ映画の方が優れているとは言わないし、駄作もたくさんあるだろうけど、懐の深さは感じる。
おまけ:空中キャンプのリンクを貼っておきます。